ROLEX Prince "Railway" Black Dial 1940s
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1年保証
保証期間(1年間)内に、通常の使用において時計のムーブメント(内部部品)に不具合や調整が必要になった場合、本保証に基づき無償で修理または調整いたします。
メンテナンス後のお渡しとなります
精度測定 +100s/d 225° 1.6ms
ロレックス プリンスは、精度という価値を腕の上に可視化したモデルとして長く評価されてきました。丸型の機械を角型ケースに収めるのではなく、角型のために設計されたムーブメントを核に持つことで、ロレックスが最初期に築いた高精度の評判をアールデコの造形へと持ち込んでいます。この個体は18金無垢のステップドケース、いわゆる「レイルウェイ」の意匠に、CERTIFIED PRECISION と記されたブラックダイヤルを組み合わせた一本です。
ケースは18金無垢。リューズを含まない横幅21.5mm、ラグからラグまで45.5mm。際立つのはその縦の長さで、ケース両サイドを走るステップが線路のように見えることから「レイルウェイ」と呼ばれます。ラグは外へ向かって大きく反り返り、カブリオールと呼ばれるしなやかな曲線を描いています。装飾らしい装飾は一切なく、形そのものが時計を成立させています。
文字盤は深いブラック。光を散らさずに受け止めるラッカー仕上げで、金色のケースと強い対比を作ります。オリジナルの文字盤は経年で判読が困難なほど焼けていたため、リダイヤルを施しています。その際、下部の表記が本来の CHRONOMETER ではなく CERTIFIED PRECISION となっています。インデックスはピラミッド型のアプライドスタッド、クォーターにはファセットを持つダートマーカー。針はオリジナルで、細身のドーフィン針が横幅いっぱいに伸びます。中心の下にはスモールセコンドが沈み、その左右には縦のレールが引かれています。
心臓部は手巻きのCal.300。ビエンヌのエグラー社が手がけた15石のムーブメントで、毎時18,000振動、ブレゲヒゲとバイメタル切テンプを備えます。細長いケースを満たすため、香箱から脱進機へトルクを伝える輪列に2枚の中間車を加えるという、ロレックスの他のどのキャリバーにも存在しない構造を取りました。お渡し前にオーバーホールを行います。日々の巻き上げという所作が、持ち主と内部の機構との結びつきを確かなものにしていきます。
組み合わせているのはステンレススティール金メッキのキャタピラブレス。純正ではありませんが、ケースの色調と時代の空気に合うものを選んで合わせています。ラグ幅は15.5mm、手首周り20.5cmまで対応します。
端正で、目的がはっきりとしていて、まぎれもなくヴィンテージ。ロレックスが装飾ではなく精度で自らを証明しようとした時代を、この一本はそのまま体現しています。
HISTORY
プリンスは、1920年代がようやく問い始めた命題——腕時計は懐中時計と同じように信頼できるのか——に対するロレックスの答えでした。その核心がCal.300です。開発を担ったのは、ジュネーブのロレックスに供給を行い、アメリカのグリュエンとも技術を共有していたビエンヌのエグラー社(Aegler S.A., Fabrique des Montres Rolex & Gruen Guild A.)。丸型の機械を角型ケースに縮めて押し込むのではなく、角型のために輪列を引き伸ばし、2枚の中間車を介して脱進機までトルクを届ける設計を選びました。公式の検定が5姿勢差を求めていた時代に6姿勢差で調整されたこのムーブメントによって、プリンスはまとまった数量で作られた初の腕時計クロノメーターとなり、ロレックスが精度を語るための土台となったのです。
- 写真の腕のサイズは手首周り17cmです -
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